皇居で「春飾り」の準備進む 新年行事がある宮殿などに彩り

2025/12/24 14:30 

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 新年の皇居を彩る寄せ植え盆栽「春飾り」の準備が大詰めを迎え、宮内庁は24日、作業を公開した。春飾りは、紅白の花を咲かせる梅の古木や松に、黄色や白の実をつける「千両」や「万両」など縁起の良い草木があしらわれている。

 宮内庁によると、天皇、皇后両陛下の住まいの御所や新年行事がある宮殿などに30日から1月5日まで飾られる予定。大きなものは2メートルを超え、4人がかりで設置するという。

 同庁庭園課が12月上旬から準備。温度管理を徹底して新年ちょうどに梅を開花させたり、バランス良く草木を配置したりするのが腕の見せどころという。この日は皇居内の作業場で、ピンセットで土にコケを張り、川に見立てた白い砂を鉢に入れる作業を進めた。コケは皇居の石垣で採取したものを使っている。【柿崎誠】

毎日新聞

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