読書感想文全国コンクールの表彰式 紀子さま「自分と向き合う機会」

2026/02/10 20:12 

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 第71回青少年読書感想文全国コンクール(全国学校図書館協議会、毎日新聞社主催、文部科学省、こども家庭庁後援、サントリーホールディングス協賛)の表彰式が10日、秋篠宮妃紀子さまを迎えて経団連会館(東京都千代田区)で開かれた。約500人が出席し、内閣総理大臣賞などの受賞者に賞状が手渡された。

 紀子さまは「本を読み、考えを深め、感想文を書くことを通して自分と向き合い、これからの過ごし方を見つめる良い経験になったと思います」とあいさつされた。先日訪れた都内のこども図書館に多言語コーナーがあったことに触れ、「一人でも多くの子どもたちが本に親しめるような取り組みが進められているのは、とても大切なことだと感じています」とも述べた。

 コンクールには全国の小中高校と海外の日本人学校計2万3536校から203万1259編の応募があった。

 ◇高校2年生が感想文を朗読

 表彰式では受賞者を代表し、高等学校の部で内閣総理大臣賞を受賞した群馬県立前橋女子高2年の荻原明音さんが感想文を朗読した。

 題名は「それでも、手を伸ばす」。名取佐和子さんの「銀河の図書室」(実業之日本社)を読んだ荻原さんは、自分の無自覚の言動が誰かを傷つけてきた可能性に気づいたという。作品は高校が舞台で、自身の学校生活に引きつけながら人と向き合うことの難しさや、相手を思いやる大切さをつづった。読み上げると、会場からは温かな拍手が送られた。

 また、小学校中学年の部で内閣総理大臣賞を受賞した静岡県焼津市立小川小3年の北村那捺さんが受賞者を代表してあいさつした。「はしれ、上へ! つなみてんでんこ」(ポプラ社)の感想文を書いた北村さんは「たくさんの種類の本を読んで、まずは身近な人、地域の人のためになることを進んでしていきたいです」と目標を語った。【金志尚】

毎日新聞

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