中国、高市首相の改憲意欲に警戒 「平和憲法の土台を空洞化」と非難

2026/02/10 19:36 

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 中国国防省の蔣斌報道官は10日、衆院選で大勝した自民党の高市早苗首相(党総裁)が意欲を示す憲法改正と憲法への「自衛隊明記」について、「法整備ではなく、平和憲法の土台を空洞化させるものだ」と非難する報道官談話を発表した。国営新華社通信が報じた。

 談話で蔣氏は「日本政府はいわゆる憲法の『解釈』というトリックで、専守防衛の原則を越え、集団的自衛権(の一部行使)を解禁した」などと主張。憲法への自衛隊明記が「軍事の規制緩和を図るもので、軍国主義という悪の道を再び歩もうとたくらんでいる」と述べ、国際社会に警戒を呼びかけた。

 高市首相は2日、新潟県上越市で行った衆院選の応援演説で、「憲法になぜ自衛隊を書いてはいけないのか。彼らの誇りを守り、しっかり実力組織として位置づけるためにも、当たり前の憲法改正もやらせてください」と発言。選挙後の9日の記者会見でも、改正に意欲を示していた。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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