普天間飛行場近くのマンホールから泡 市調査ではPFAS指針値以下

2026/02/18 17:00 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 沖縄県宜野湾市伊佐の市道で1月下旬に下水道マンホールから白い泡が噴き出した事案で、市はマンホール下の下水の水質を調査した結果、発がん性が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を検出したが、濃度は水環境中の国の指針値を下回ったと公表した。この事案では、市民団体が泡を採取し、京都府立大の原田浩二教授(環境衛生学)に分析を依頼したところ、PFASが指針値の5倍超の濃度で検出されていた。

 市によると、下水道は近くの米軍普天間飛行場や市街地とつながっている。市は1月29日午前11時50分ごろに「白い泡が漏出している」と通報を受け、25分後にマンホール下の下水を採取。民間業者に分析を委託したところ、PFASの一種であるPFOSとPFOAが合計で1リットル当たり6ナノグラム検出されたが、国の指針値(両物質の合計で1リットル当たり50ナノグラム)は下回った。

 市民団体「PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会」が採取した泡の分析では、合計で1リットル当たり約268ナノグラムの高濃度だった。濃度の違いについて、市の担当者は「市民団体の分析や採取の方法を把握できていないので、理由はわからない」としている。【比嘉洋】

毎日新聞

社会

社会一覧>