福知山線の踏切で遮断機下りず JR西社長「重大な事象」と陳謝

2026/02/18 16:54 

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 JR福知山線の川西池田駅(兵庫県川西市)近くの踏切で約1時間半にわたり遮断機が下りなかったトラブルを巡り、JR西日本の倉坂昇治社長は18日にあった記者会見で、「重大な事象を発生させ、大変ご不安、ご心配をおかけし、おわびします」と陳謝した。

 トラブルは14日早朝、川西池田―北伊丹(兵庫県伊丹市)間にある「栄根辻踏切」の上り線で発生。警報機や遮断機が作動せず、始発から列車6本が通過していた。通行人との接触はなかった。

 JR西によると、踏切の遮断機を動かす装置内に金属製の部品(直径約9ミリ)が見つかった。この部品の影響で電気回路がショートし、列車の接近を知らせる情報を受信できない状態だったという。部品は10年以上前の作業で使われた後に取り除かれず、直前にあった工事の振動で回路に落下した可能性がある。

 トラブルを受け、倉坂社長は陳謝するとともに「多くの列車を通過させてしまって申し訳ない。大変重く受け止め、再発防止に努める」と述べた。

 JR西は約5200カ所の第1種踏切(遮断機、警報機付き)で、異常があった場合に遮断機を強制的に下ろせるよう改良を進めている。トラブルのあった踏切を含む約300カ所は未整備となっており、順次改良していくとともに、作業の過程で異物がないか確認していくという。【小坂春乃】

毎日新聞

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