元警部補の机から多額の現金 検察「捜査情報漏えい先の指紋検出」

2026/02/26 18:46 

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 国内最大規模の違法スカウトグループ「ナチュラル」に捜査情報を漏らしたとして、地方公務員法(守秘義務)違反に問われた元警視庁暴力団対策課警部補の神保大輔被告(43)=懲戒免職処分=は26日、東京地裁(寺尾亮裁判官)であった初公判で「全て認めます」と起訴内容を認めた。検察側は被告の机から多額の現金が見つかり、一部からナチュラル関係者の指紋が検出されたと明らかにした。

 検察側は冒頭陳述で、神保被告が2023年10月ごろからナチュラルの捜査に関わっていたと指摘。グループトップらと接触するようになり、ナチュラルが独自開発した組織内の連絡や情報共有用のアプリを24年5月ごろまでに自身のスマートフォンにインストールしたとした。

 被告は職場のパソコンから、警視庁がナチュラルの捜査のために設置したカメラの情報にアクセスし、25年4~7月にアプリを使って画像やカメラの設置場所を記したリストを送信。ナチュラル側に捜査カメラの住所や撮影範囲を教えたと指摘した。

 ナチュラルを巡っては、警視庁が26年1月にグループトップを公開手配し、鹿児島・奄美大島で見つけて東京都暴力団排除条例違反容疑で逮捕している。検察側は、トップが当初の逮捕が予定されていた25年1月に行方が分からなくなったと言及した。ただし、被告が逮捕予定を漏らしたり、ナチュラル側から現金を受け取ったりしていたかについては明言しなかった。

 ナチュラルは、匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)の代表格。警視庁によると、女性を性風俗店に紹介し、売り上げの一部を受け取る「スカウトバック」を主な収益とし、22年には44億円以上を得ていたという。【安達恒太郎】

毎日新聞

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