原発事故で愛媛に避難 「期待するような復旧できていない」

2026/03/11 17:41 

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 東日本大震災から15年となった11日、松山市の石手寺で追悼法要があり、愛媛県内に避難している被災者を含む約30人が参列した。地震が発生した午後2時46分には黙とうをささげ、犠牲者に思いを寄せた。

 参列者の一人で、東京電力福島第1原発事故を受け、福島県南相馬市から家族で避難してきた愛媛県松前町の農業、渡部寛志さん(47)は「当事者にとって15年は節目になるものではない。気持ちを整理し前に進めれば一番いいが、そうではないと感じている」と今の心情を語る。

 また、原発事故で避難せざるを得なかったことを振り返り、「自分が期待するような復旧はできていない。15年経っても思ったように前に進んでいかないことに悔しさを強く感じる」と話した。【狩野樹理】

毎日新聞

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