検察側「女性は明確に拒絶」と反論 元「ジャンポケ」斉藤被告初公判

2026/03/13 11:35 

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 女性に性的暴行を加えたとして不同意性交等と不同意わいせつ罪に問われたお笑いトリオ「ジャングルポケット」元メンバーの斉藤慎二被告(43)は13日、東京地裁であった初公判で性行為の同意の有無を争い、無罪を主張した。これに対し、検察側は冒頭陳述で女性は明確に拒絶していたのに、被告は行為を続けたと強調した。

 起訴状によると、斉藤被告は2024年7月、東京都新宿区内で初対面だった女性に対して、胸を触ったり、性的暴行を加えたりしたとされる。関係者によると、斉藤被告と女性は当時、路上で停車していたテレビ番組の撮影で使うロケバスの中にいたという。

 検察側は、芸能人として活躍する被告の影響力によって、女性には要求に応じなければ、その日の撮影や今後の活動に不利益が出るとの思いがあったと指摘。被告はロケバスの中で「本当かわいいね」「肌きれいだね」などと言ってキスをし、女性が「やめてください」と言っても行為は続いたとした。被告を両手で押すなどして抵抗したのに、その後性的暴行に及んだと主張した。

 これに対して、斉藤被告は職業を「芸人」と述べた上で、「女性は同意してくれていると思っていた」と主張。弁護側も同様の意見を述べ、「無罪判決が出るべきだ」と訴えた。

 ジャングルポケットは06年に結成。コント日本一を決める「キングオブコント」の決勝に4度進出し、16年には準優勝した。事件を受けて、所属していた吉本興業は「重大な契約違反の疑いがある」として24年10月に斉藤被告との契約を解除した。現在は残ったおたけさんと、太田博久さんの2人で活動を続けている。【安達恒太郎、安元久美子】

毎日新聞

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