20年営業した民間動物園、動物愛護法違反など6容疑で書類送検

2026/03/26 16:48 

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 札幌市の市街化調整区域に無許可で開設され、20年間の営業を経て2025年9月に閉園した同市南区の民間動物園「ノースサファリサッポロ」を巡り、北海道警は運営会社「サクセス観光」(同市)と星野和生・前社長を、都市計画法違反(無許可開発)や動物愛護法違反など計6容疑で書類送検した。捜査関係者への取材で明らかになった。書類送検は18日付で、起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたという。

 捜査関係者によると、書類送検容疑は04年以降、土地の開発などが規制される市街化調整区域で、市に無許可で建築物を建てたなどとしている。前社長は容疑をおおむね認めているという。

 動物園を05年に開業した運営会社に対し、市は04年から行政指導を繰り返していたが、その間も建築物を増やすなど事業を拡大。問題が表面化した後の25年9月末に閉園した。

 道警は25年10月、動物園や運営会社の事務所をはじめ複数の関係先を家宅捜索し、前社長から任意で事情聴取していた。

 一方、市は都市計画法に基づいて園内の全違法建築物を今年10月までに撤去するよう命じる除却命令を出した。市によると、24年12月に183棟あった違法建築物は今月5日時点で37棟になった。動物は16日時点で222匹残されているという。【和田幸栞】

毎日新聞

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