ごみ袋の不足、値上げ見込みなし 札幌市、流通維持で補正予算案

2026/05/14 16:20 

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 札幌市は14日、中東情勢の影響で市指定ごみ袋の原材料価格が高騰したことを受け、流通を維持するための経費として1億9000万円を2026年度補正予算案に盛り込んだと発表した。原材料不足を受け、メーカーが7月から製造単価を約2倍に引き上げることへの対応。指定ごみ袋の市販価格の値上げは検討しておらず、市内で不足が生じることもない見通しという。

 市によると、指定ごみ袋は、原油由来のナフサを処理した高密度ポリエチレン製。このため、中東情勢によって供給が左右される。

 指定ごみ袋は4種類あり、中国メーカーが製造する。1枚当たりの製造単価は40リットルが5・6円だったが、7月から9・64円と1・7倍になる。20リットルは3・52円から6・26円、10リットルは2・37円から4・25円、5リットルは1・7円から3・07円になる。

 指定ごみ袋の市販価格は40リットルが5枚1組、20リットルが10枚1組でそれぞれ400円。これまで価格改定されたことはない。市内で年間に消費される指定ごみ袋は1億枚程度。市は中国メーカーから26年度内の納品のめどをつけたほか、常に3カ月分の在庫があるといい、市民に冷静な対応を呼びかけている。

 指定ごみ袋を巡っては、北斗市が安定供給が難しいとして、指定外の透明・半透明の袋に入れられたごみも収集する臨時対応を始めた。一部で買いだめされている可能性もあるという。【水戸健一】

毎日新聞

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