日本初の病院内ラジオ、大学生がドキュメンタリーに 27日公開

2026/05/26 16:27 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 椙山女学園大(名古屋市千種区)の学生が、藤田医科大病院(愛知県豊明市)が取り組む院内ラジオ「フジタイム」を題材としたドキュメンタリー作品「心を癒(いや)す院内ラジオ 藤田医科大学病院」(24分)を制作した。27日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開される。

 院内ラジオは病院スタッフらが入院患者などに向けて番組を制作し、患者の不安やストレスを軽減する取り組み。英国を中心に広まり、日本では2019年12月に藤田医科大病院が初めて導入した。

 40~60分の番組を月2回、インターネットを通じて病院内外に配信している。院内のオープンスペースで公開収録し、内容は医師による健康情報や院内コンサート、朗読が柱。病院職員と藤田医科大生が中心となって台本作りや録音、司会進行などを担う。

 ドキュメンタリー作品は椙山女学園大公式チャンネルで公開する。制作したのは、文化情報学部の栃窪優二特任教授(映像ジャーナリズム論)のゼミで学ぶ4年生10人。今年1~3月、病院を計5回訪問して取材・撮影した。番組収録の様子だけでなく、出演した臨床工学技士が「(ラジオを通じて患者さんに)ほっとすると思ってほしい」と語る姿など、医療従事者、裏方の制作スタッフ、リスナーの患者の思いも紹介している。

 撮影を手がけた布目舞さん(21)は「番組を制作する職員の思いが伝わったらうれしい」、ナレーターを務めた丹羽知美さん(21)は「多くの方に見てもらい、院内ラジオが日本でもっと広がってほしい」と願う。

 病院企画広報課の真野悠さんは「台本作りなど裏方の様子まで分かりやすく紹介してもらった。フジタイムの全てが詰まった動画をきっかけに院内ラジオを導入する病院が増えたらうれしい」と期待している。【川瀬慎一朗】

毎日新聞

社会

社会一覧>