高級かんきつ中国流出疑い 農水省がブランド保護の新機関設立へ

2026/06/12 19:51 

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 約20年かけて愛媛県が開発した高級かんきつが中国に流出したとみられる問題で、鈴木憲和農相は12日の閣議後記者会見で「愛媛県と緊密に連携して海外流出の抑止に取り組む」と述べた。農林水産省は、日本で開発された独自ブランド品種の保護を強化し海外に無断で流出させないよう、今夏に官民連携の機関を設立する。

 高級かんきつは愛媛県が開発した「紅プリンセス(品種名・愛媛果試第48号)」。鈴木氏は「昨年、類似の名称の苗木が中国で販売されている事実を把握して、愛媛県とも共有をしている」と明らかにした。

 産地にちなんだブランド農産品を守る「地理的表示」を巡っては、農水省は現在、海外での模倣品の調査をしている。模倣品の情報を確認したら、ブランド品種を開発した県や研究機関などへ情報提供するなどの対策をしている。

 さらに、電子商取引(EC)サイトで模倣品が取引されていれば、運営者に削除要請をしている。

 鈴木氏は今回の中国への流出疑いも「この(対策の)一環で把握できた」と話した。

 また、ブランド品種を保護するために設立する官民連携の機関では、ブランド品種を開発した県や研究機関に代わり、海外への品種登録の出願や海外契約、無断栽培者への損害賠償請求などを進める。【鶴見泰寿】

毎日新聞

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