熊本・阿蘇山のヘリ墜落事故 機体と3人を無人機で引き上げへ

2026/06/12 20:03 

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 熊本県阿蘇市の阿蘇山中岳第1火口で1月に遊覧ヘリコプターが大破した状態で見つかった事故を巡り、業務上過失致死容疑を視野に捜査していた県警は12日、機体と搭乗者とみられる3人を無人重機を使って引き上げる方針を明らかにした。県警が約4億4000万円で業者に委託した。6月中旬にも事前調査を開始し、委託契約期間中の8月末までの引き上げ完了を目指す。

 ヘリが見つかった火口は急斜面で地盤がもろく、火山ガスの危険もあるため、人による引き上げは困難と判断。無人の特殊重機を用いた斜面での作業を得意とする大昌建設(千葉県茂原市)と委託契約を結んだ。周辺自治体や警察などでつくる阿蘇火山防災会議協議会(会長・松嶋和子阿蘇市長)は6月15日から7月31日まで火口周辺への立ち入りを許可した。引き上げ時は熊本県警も立ち会う方針。

 事故は1月20日午前に発生。男性操縦士と台湾から来た男女2人が搭乗したヘリが阿蘇市内の観光施設「阿蘇カドリー・ドミニオン」を飛び立った後、行方不明となり、火口内で機体が見つかった。環境省がヘリの運航会社に引き上げを求めていたが、費用や方法を巡って難航していた。【野呂賢治】

毎日新聞

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