火元の部屋に電気ストーブや衣類、失火の可能性 小学校火災

2026/06/21 20:03 

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 東京都北区の区立滝野川第三小学校で11人が重軽傷を負った火災で、警視庁と東京消防庁の実況見分の結果、出火元の音楽準備室から電気ストーブや空気を循環させるサーキュレーターが見つかった。警視庁や捜査関係者によると、最も激しく燃えた部屋の角に置かれていたとみられ、近くには燃えた衣類も複数あった。警視庁は、ぬれた服を乾かすために使っていた電気製品が火元になった失火の可能性があるとみて調べる。

 このほか、ストーブの近くにはワイヤハンガーも残っていた。学校や児童によると、音楽準備室は普段、楽器を置くなど倉庫のように使われていた。校内にはエアコンが設置されており、ストーブは「基本的には使っていない」(校長)という。設置義務がないため準備室にスプリンクラーはなかった。

 出火後に初期消火に向かった校長は「消火器を使ったが、こちらがやられてしまうほどの煙と炎だった」と話しており、火は急速に燃え広がったとみられる。

 火災は19日午前11時前、音楽室で5年生の児童24人が授業を受けている時に発生。その場にいた女性教員が焦げたような臭いと煙に気づき、副校長が消防に通報した。音楽室から最も近い避難路だった階段の防火シャッターが下りており、音楽室にいた児童と教員26人は全員が窓から外に出て3階の窓の上にあるひさしに避難し、消防によってはしごで救助された。

 学校では毎月1回避難訓練をしていたが、音楽室や準備室は「出火が起こり得ない場所」(区教委)として訓練では想定していなかったという。このため、区教委は区内の学校に対し、避難経路や出火原因になり得るものがないかを再確認するよう周知した。

 火災では、煙を吸ったり避難時に転んだりして児童8人と教職員3人が病院に搬送された。【朝比奈由佳、松本ゆう雅、岡礼子】

毎日新聞

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