両陛下がベルギー国王夫妻とお別れ 予定行事を終え帰国へ
オランダとベルギーを公式訪問していた天皇、皇后両陛下は25日午後(日本時間26日未明)、ブリュッセル近郊のメルスブルク軍用空港から政府専用機で羽田空港に向けて出発される。13日からの2週間の日程で、後半は強烈な暑さに見舞われたが、予定していた行事は全て終えた。
両陛下は25日午前(日本時間25日夕)、ベルギーのフィリップ国王夫妻とともにラーケン宮の庭園を散策した。別れの場面で国王夫妻は、両陛下が車に乗り込むまで見送った。陛下は国王と長い握手を交わし「ありがとう」と繰り返した。皇后雅子さまもマチルド王妃に「とても特別でした」と感謝を伝えた。
陛下は24日、ベルギーの歴史都市・ナミュールで報道陣の取材に応じた。オランダ、ベルギー歴訪について「楽しく充実した日々を送ることができている」と述べ、両国の王室や国民の歓迎に感謝した。
未来の国王となる両国の王女2人を含め、長女愛子さまと同世代の王女や王子とも親しい時間を過ごしたという。20年ぶりの再会に「立派になられたことを私たちもうれしく思いました」と喜び、「次の世代への橋渡しができたのではないかと思います」と話した。
オランダの戦没者記念碑前で黙とうした気持ちを問われ、「過去の歴史を直視し、謙虚に学んだうえで未来の良い関係が築ける」との考えを説明。「心を込めて亡くなった方々への慰霊の気持ちを表した」と振り返った。
24日は世界的に有名な半導体の研究機関「imec(アイメック)」をフィリップ国王とともに見学し、日本人研究者たちの話に耳を傾けた。案内したパトリック・バンデナメーレ最高経営責任者(CEO)は取材に「日本とベルギーの具体的な協力関係についての強い関心を感じた。(陛下から)多くの質問があった」と話した。【ブリュッセル山田奈緒】
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