ANA機長に懲役2年6月を求刑 CAの尻触った不同意わいせつ罪

2026/07/03 14:02 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 機長としての立場を利用して客室乗務員(CA)の女性にわいせつな行為をしたとして、不同意わいせつ罪に問われた全日本空輸(ANA)の40代の男性機長に対し、検察側は3日、東京地裁の公判で懲役2年6月を求刑した。機長は6月の公判で女性に謝罪する一方、同意があったとの認識を示していた。判決は14日に言い渡される。

 起訴状によると、機長は2023年10月、未明の高松市内の路上でCAに対し、機長の影響力によって業務に不利益が出ると憂慮させて不同意の意思表示を難しくした上で、着衣の上から尻を複数回触るなどのわいせつな行為をしたとされる。

 機長は6月の被告人質問で、弁護人から同意があると思ったかと問われ、「はい」と答えた。女性からプライベートな話を打ち明けられたとし「信頼関係ができていると思った」と主張。尻を触ったのは「仲良くなりたいと思った」と説明した。

 これに対し、被害者参加制度を使って出廷した女性は「うそばかり並べている。他の人への成功体験から安易に私に手を出したのか」と批判。機長は「人間関係ができていると思い、受け入れてくれるだろうと思った。結果として傷つけて申し訳ない」と述べた。

 ANAによると、機長は社内調査にわいせつ行為を認め、処分やハラスメント講習を受けた。現在は機長の業務から外れているという。【菅健吾】

毎日新聞

社会

社会一覧>