家庭用IoT機器経由のサイバー攻撃対策強化 数万台が踏み台か

2026/07/21 18:28 

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 家庭用のIoT(モノのインターネット)機器を「踏み台」としたサイバー攻撃への対策強化に向け、警察庁と総務省は21日、官民連携協議会を設置した。警察庁によると、利用者が知らずに踏み台にされるIoT機器は国内で数万台以上に上ると推定され、攻撃の手口を通信業者などと共有して対策を進める。

 ネットに接続した一般家庭のスマートフォンやルーターなどが踏み台にされて不正アクセスに使われると、通信先のサーバーにはその家庭のIPアドレスが記録される。攻撃者の追跡が困難になり、海外からのアクセスを制限していても、くぐり抜けられてしまう。

 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の調査では、1月以降に1日平均で最大2万7000の家庭向けのIPアドレスが悪用されていた。警察庁によると、2024年のネットバンキングの不正送金では、被害額の33%の28・9億円(1918件)がこうした手口によるものだった。

 機器の設定の穴を突かれて踏み台にされたり、流通過程で機器にマルウエア(悪意のあるソフトウエア)が埋め込まれたりする。「テレビに接続して動画が視聴できる」とうたう機器や「未使用の通信量を共有して収益が得られる」とするアプリを使いマルウエアに感染した例があるという。

 協議会には民間からサイバーセキュリティー関係団体などが参加する。東京都立大の星周一郎教授が座長となり、8月下旬に初会合を開く。【深津誠】

毎日新聞

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