生活道路の最高速度、30キロ規制始まる 重大事故の減少狙い
中央線などがない一般道で車の最高速度を時速60キロから30キロに引き下げる改正道路交通法施行令が1日、施行される。道路の幅が狭い住宅街などの「生活道路」を中心に規制がかかる。歩行者と車の事故では、車の速度が時速30キロを超えると致死率が急激に高まっており、重大事故の減少が狙いとなる。
一般道の最高速度が引き下げられるのは1960年の道交法施行以来初めて。生活道路は主に車道の幅が5・5メートル未満で、中央線や中央分離帯がなく地域住民が日常的に通る道路を指す。全国に約122万キロある一般道のうち、幅5・5メートル未満は7割の約87万キロで、この多くが30キロ規制になる。
ただし、今後も「40キロ」や「20キロ」などの標識や標示がある場合は、その速度規制に従う。複数車線の道路などは引き続き最高速度が60キロとなる。また、広域農道など中央線が無くても比較的広い道路では、実態に合わせた標識の設置を進める。
警察庁によると、生活道路での15歳以下の子供や65歳以上の高齢者の交通事故死者数は、2015年の455人が21年には288人に減少。その後は横ばいとなり、25年は3年ぶりに前年を上回る315人だった。
また、自動車と歩行者による事故での歩行者の致死率は、車が時速30キロまででは1%未満だが、30~40キロで2・7%、50~60キロになると17・4%まで高くなることが分かっている。警察庁の楠芳伸長官は定例記者会見で「自動車と歩行者や自転車が混在する道こそ安全にという意識を持って走行するようお願いをしたい」と呼び掛けた。
警察庁は11年、通学路や住宅街など一定区域の速度規制を30キロ以下とする「ゾーン30」の指定を推進するよう通達を出し、今年3月末現在で4457カ所を指定した。指定後は死亡・重傷事故が約3割減ったというデータもある。今回の改正施行令でゾーン30と同じ規制が全国の生活道路に拡大される形となる。道路を隆起させた「ハンプ」を設けるなど物理的に30キロ以上で走りにくくする「ゾーン30プラス」も全国で249カ所を整備し、警察はこの拡大も図る。
ドライバーへの周知拡大は課題で、警察庁は「街頭での広報や取り締まり、ホームページでの啓発などに取り組んでいく」としている。【深津誠】
-
歌舞伎町ビル火災から25年 現場跡地で遺族らが献花
2001年に東京都新宿区歌舞伎町で44人が死亡した雑居ビル火災から1日で25年となるのに合わせ、遺族らが8月31日夜、現場となったビルの跡地で献花し、犠牲者を…社 会 1時間前 毎日新聞
-
福井の記録的豪雨、避難指示が全て解除 空港の冠水も解消
福井県北部を襲った記録的大雨で、同県内に出ていた避難指示は31日午前9時までに全て解除された。冠水が解消された道路では通行止めが解除され、少しずつ日常生活が戻…社 会 3時間前 毎日新聞
-
政府が地方交付税の活用を提案 所得連動給付の財政負担巡り
政府は31日、飲食料品の消費減税に合わせて実施する所得に連動した給付について、東京都内で地方自治体側と協議した。給付を巡る自治体側の財政負担に関して、政府は地…社 会 5時間前 毎日新聞
-
福井大雨、住宅の床上・床下浸水被害117軒 人的被害は3人に
福井県北部で29日から30日にかけて発生した記録的大雨で、県は31日、同日午後4時現在、県内4市1町で住宅の床上・床下浸水が117軒となったと発表した。気象庁…社 会 6時間前 毎日新聞
-
腕が二つに… 重文阿弥陀如来坐像、修理中に破損 文化庁
文化庁は31日、国が所有する重要文化財「木造阿弥陀如来坐像(あみだにょらいざぞう)」の修理中に右前腕が破損したと発表した。 木造阿弥陀如来坐像はヒノキ製で、…社 会 8時間前 毎日新聞













