「墜落」のグローバルホーク「訓練中ではない」 詳細明かされず

2026/09/15 20:19 

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 15日午後0時58分ごろ、航空自衛隊三沢基地(青森県)所属の大型無人偵察機グローバルホーク1機との通信が、鳥取県沖北約50キロの公海上で途絶えた。約1時間後に機体の一部とみられる浮遊物が洋上で見つかり、空自は墜落したと推定している。午後5時時点で人的被害を含む外部の被害の情報はないという。

 空自によると、事故機は午前10時20分ごろに三沢基地を離陸。午後0時55分以降に通信装置の接続不良が発生し、その3分後に通信が途絶えた。午後2時19分ごろから海上保安庁の巡視船や空自の戦闘機が相次いで浮遊物を発見。空自は撮影された写真から機体の一部と推定した。

 グローバルホークは米国製で、1機あたり約170億円(2019年時点)。空自が22年に三沢基地に配備し、無人機専門の「偵察航空隊」を発足させた。現在3機を運用し、警戒監視や情報収集をしている。配備されて以降、墜落は初めて。

 空自は墜落時は「訓練中ではなかった」とするが、「運用の細部に関わるため、飛行目的は答えられない」としている。機体の機密保持のためとして詳細な墜落地点も明かさない方針。

 防衛省は、自衛隊員の負担減や、ドローンなどの無人機や人工知能(AI)といった先端技術を活用した戦いが世界で広がっていることを視野に、無人アセット(装備品)を使った防衛能力の強化を掲げている。

 安居院公仁(あぐいんきみひと)報道官は記者会見で、3機のうち1機が使えなくなる影響を問われ「任務遂行の支障が生じないよう、運用上の必要な態勢を確保している」と述べた。【宮城裕也、木村敦彦、竹内望】

毎日新聞

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