王貞治さん「野球は命を懸ける価値がある」 スポーツ学会大賞

2025/01/25 18:27 

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 スポーツ界の発展に貢献した個人・団体を表彰する「第15回日本スポーツ学会大賞」に、世界少年野球推進財団(WCBF)の王貞治理事長が選出され、25日、東京都内で授賞式が行われた。

 王さんは1990年、大リーグ歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロンさん(故人)とWCBFを設立した。野球大会を通じて子どもの国際交流を進め、2024年が30回目だった。現役時代から、札幌市の養護学校に訪問を続けた功績も評価された。

 授賞式に出席した王さんは「今日の賞は、私と一緒に携わった皆さんに頂いた。一番うれしい。野球は私にとって命を懸ける価値がある。子どもたちに『野球は良いな』と思ってもらえるよう頑張っていきたい」と喜びを語った。

 日本スポーツ学会大賞は10年に創設され、これまでに車いすテニスの国枝慎吾さんや、日本人初の大リーガー・村上雅則さんらが選出されている。【川村咲平】

毎日新聞

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