フィギュア羽生結弦さん、全国ツアー再び完走 千葉で千秋楽公演

2025/02/09 19:55 

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 フィギュアスケート男子で冬季オリンピック2連覇を果たし、現在はプロスケーターとして活躍する羽生結弦さんが手掛けるアイスショーの全国ツアー「Echoes of Life(エコーズ・オブ・ライフ)」の千秋楽公演が9日、千葉県船橋市のららアリーナ東京ベイであった。

 エコーズ・オブ・ライフは、羽生さんが制作総指揮を担当する「ICE STORY(アイス・ストーリー)」の第3弾で、自身の30歳の誕生日だった昨年12月7日、さいたまスーパーアリーナで開幕。その後、今年1月に広島、2月に千葉で開催し、この日が最終日だった。

 日本を代表する演出家のMIKIKOさんが手掛けた空間の中で「生」や「自我」などをテーマにさまざまな演目を滑った。また、競技者時代の羽生さんを代表するショートプログラム(SP)の一つ、「バラード第1番」を披露。4回転サルコウ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、4回転―3回転の連続トーループと、競技者時代と変わらぬ構成をいずれもクリーンに着氷する華麗な舞で、満員の会場からは大歓声がそそがれた。

 全日程を終えた羽生さんは感極まった様子で、「魂を全て詰め込んだ。これからもエコーズが皆さんの人生にとって生きるきっかけになったらうれしいなと思っています」と語った。【倉沢仁志】

毎日新聞

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