「格好良い」サッカー少年興奮 7大会ぶりVの前橋育英がパレード

2025/02/11 16:33 

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 第103回全国高校サッカー選手権で7大会ぶり2度目の全国制覇を果たした前橋育英高男子サッカー部が11日、前橋市中心街の比刀根橋から中央通り商店街までの約450メートルで優勝パレードをした。市によると沿道にはファンや関係者ら約3万人が集まり、盛んに拍手や声援を送った。

 山田耕介監督と石井陽主将はオープンカーに乗った。沿道のファンたちから「おめでとう」などの声援が送られると、手を振って応えた。後続で歩く選手たちは、首に提げたメダルを見せたり、向けられたカメラに笑顔を見せたりするなどして盛り上げていた。

 沿道で声援を送った群馬県太田市の小学4年、塚本優陽さんは「選手たちが間近で見られた。格好良かった」と興奮気味に話し、「自分もサッカーをしているので、仲間と一緒に上手になりたい」と笑顔を浮かべた。

 パレード後、前橋市千代田町の前橋中央イベント広場で優勝報告イベントが開かれた。山田監督は「選手は応援がパワーになり、腹の底から頑張ることができた」と観衆に感謝を述べた。石井主将も「初戦から苦しい戦いだったが、決勝までの応援がうれしい結果になった」と喜んだ。同校OBで日本代表を経験し、今季からJ3ザスパ群馬社長代行兼GMに就任した細貝萌さんも駆けつけ、「素晴らしい結果をうれしく思う」とたたえた。

 パレードに先立ち、県が県民栄誉賞特別賞、市が市民栄誉賞を贈った。【加藤栄】

毎日新聞

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