八王子夢街道駅伝開催 471チームが早春の市街地駆け抜ける 東京

2025/02/10 22:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 公道を走る駅伝では国内最大規模の「スーパーアルプス第75回全関東八王子夢街道駅伝競走大会」(八王子市、同大会実行委員会主催、毎日新聞社、公益財団法人東京陸上競技協会後援、メインスポンサー・スーパーアルプス)が9日開かれた。8部門471チームが参加し、早春の八王子市街を駆け抜けた。

 午前9時、初宿和夫市長の寒気を切り裂く号砲で大学男子と高校男子がJR八王子駅をスタート。他部門も続き、応援の市民らで沸く横山町交差点付近にゴールした。

 大学男子は、1月の箱根駅伝で総合7位の創価大のDチームが優勝、同大が連覇した。アンカーの榎木凛太朗選手(1年)は「この大会を通過点に頑張りたい」と先を見据えた。同大Aも2位に入った。同女子は中央大が拓殖大の6連覇を阻み初優勝。アンカーの前田七海選手(2年)は「沿道の歓声がすごくて、駅伝の楽しさが久々に感じられた」と笑顔。同大別チームが2位だった。

 一般男子はシン・西池本気本気漢計画が優勝。西池和人さんは「同じメンバーで走った前回(2位)をリベンジできた」と声を弾ませた。同女子優勝のチーム聖徳のアンカー、志関杏海さんは「みんなで力を合わせて勝てた」と喜んだ。

 高校は男女とも昨年の全国高校駅伝で活躍した仙台育英が1、2位を占めた。男子の佐々木蓮斗選手は「応援が力になった」。女子の橘山煌良選手(2年)は「1年がつないだトップを保ててよかった」と笑顔を見せた。 市内中学男子優勝の市立横川中の渋谷玖蒼選手(3年)は「他校の選手と緊張感をもって走れた」。同女子は2位と同タイムで七国中が僅差で3連覇。梅原美優選手(2年)は「みんなで練習した結果」と喜んだ。

 市立五中での閉会式に先立ち、同中生徒たちが昨年引退したご当地アイドル「8princess(エイトプリンセス)」の公式応援ソング「明日へ」を歌い盛り上げた。大会は約1300人のボランティアが支え、沿道では毎日新聞の別刷り駅伝特集も配布された。(チーム数、記録はいずれも速報値)【野倉恵】

 ◇各部門の上位成績チーム

 <一般男子=20.5キロ>①シン・西池本気本気漢計画1時間3分②八王子富士森走友会A1時間3分56秒③GoodLUCK1時間4分5秒

 <大学男子=同>①創価大D1時間28秒②創価大A1時間1分44秒③流通経済大C1時間2分17秒

 <高校男子=同>①仙台育英B1時間33秒②仙台育英A1時間1分49秒③水戸葵陵A1時間2分2秒

 <市内中学男子=14.2キロ>①横川中47分39秒②八王子一中陸上競技部A47分41秒③八王子一中陸上競技部B49分25秒

 <一般女子=同>①チーム聖徳52分40秒②東京WINGSーW55分3秒③SNOW55分45秒

 <大学女子=同>①中央大女子陸上競技部50分5秒②中央大女子陸上競技部50分28秒(同大1位と別チーム)③拓殖大50分53秒

 <高校女子=同>①仙台育英B48分13秒②仙台育英A49分18秒③駒大高A50分58秒

 <市内中学女子=同>①七国中58分39秒②八王子学園八王子中B58分39秒③横川中59分9秒

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>

写真ニュース