韓国・ソウルで開催されているフィギュアスケートの４大陸選手権最終日の２３日、女子フリーへ向けた公式練習があり、ショートプログラム（ＳＰ）２位の千葉百音選手（木下アカデミー）は最終調整となる練習を欠席した。日本スケート連盟によると「ホテルに戻れないスケジュールのため、コンディション調整を優先した」としており、大会には出場予定。

　今大会は、会場と選手のホテルがバスで約３０分の距離にあり、交通状況によっては１時間以上になることもあるという。女子の公式練習は午前１０時に終了し、競技は午前１１時２５分から開始。間隔も短く、一度練習を終えてホテルに戻ったとしても滞在時間がわずかになってしまうことなども考慮し、判断した模様だ。

　前日の公式練習では安定した滑りを見せ、調子についても「まあまあ」と語っていた千葉選手。連覇が懸かる逆転優勝へ向けて「ぶっつけ本番」で挑む。　

　ＳＰ７位の樋口新葉選手（ノエビア）と１３位の松生理乃選手（中京大）はいずれも練習に参加した。【ソウル倉沢仁志】