フィギュア島田高志郎がアイスダンス転向 櫛田育良とカップル結成へ

2025/05/09 15:05 

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 フィギュアスケート男子で2022年全日本選手権2位の島田高志郎選手(木下グループ)が9日、シングルの活動に区切りをつけアイスダンスに転向することを発表した。女子の櫛田育良選手(木下アカデミー)とカップルを結成する。島田選手はアイスダンスに専念し、櫛田選手はシングルと並行して活動していく。

 愛媛県出身の島田選手は15歳だった17年に単身でスイスに渡り、06年トリノ冬季オリンピック銀メダルのステファン・ランビエル氏に師事。独自の感性と世界観を氷上で表現し続けファンに愛されてきた。

 また、競技だけでなくアイスショーにも多数出演。特に人気漫画「ワンピース」を題材にしたアイスショー「ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~」では「麦わらの一味」のサンジ役を演じ人気を博した。

 24~25年シーズンはグランプリ(GP)シリーズ第3戦のフランス大会で2位となり、出場8戦目にして初の表彰台に上がった。

 昨年12月の全日本選手権はショートプログラム(SP)15位と出遅れたが、フリー5位の演技で9位。演技後は「集大成の気持ち」と述べ、今後については「自分のやりたいことに一番の優先度を置いて。あとは周りの方にサポートしていただいて今があるので、その中で自分ができること、(恩を)返せることをしっかり見つけていける1年にしたい」と語っていた。

 櫛田選手は愛知県出身の17歳。166センチの高身長を生かした優雅な滑りで、23年全日本ジュニア選手権で2位、24年大会は3位と、2大会連続で表彰台に上がっている。【倉沢仁志】

毎日新聞

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