中国製パキスタン戦闘機がインド機を撃墜 「重要な転換点」 英報道

2025/05/09 16:56 

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 インドとパキスタンによる、カシミール地方の領有権問題を背景にした武力衝突を巡り、ロイター通信は8日、米当局者の話として、パキスタン軍の中国製戦闘機「殲10(J10)」が7日にインド空軍機を撃墜したと報じた。撃墜されたインド機にはフランス製のラファール戦闘機が含まれていたといい、中国機にとって「重要な転換点」としている。

 パキスタン軍は7日、両国の武力衝突でインド軍機5機を撃墜したと主張していた。米CNNによると、戦闘でラファールが撃墜されたのは初めてという。

 報道によると、パキスタンは殲10から空対空ミサイルを発射し、少なくとも2機のインド軍機を撃墜したという。インド政府は空軍機の損失の有無について公表していない。

 香港紙によるとパキスタンは2021年以降、数十機の殲10を中国から購入している。一方、仏製のラファールは20年からインド空軍に順次引き渡され、36機保有していた。インド政府は4月下旬、26機を新たに購入することで仏側と合意していた。【ニューデリー松本紫帆】

毎日新聞

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