サッカー元日本代表の長谷部誠さん（４１）が１１日、大阪・関西万博のドイツパビリオンのイベントに参加した。２００８年から引退までドイツでプレーし、現在は１部フランクフルトのＵ２１（２１歳以下）や日本代表でコーチを務める長谷部さんが、ドイツの魅力を語った。

　長谷部さんは０８年にＪ１浦和レッズからドイツに移り、日本代表では主将を任されるなど活躍した。

　イベントでは、浦和から海外移籍する際に「イタリアからオファーがあり、最初はそっちに行こうとしていた。性格上、ドイツが合っていると思って」と秘話を明かした。

　ドイツのおすすめスポットとして、南西部の自然豊かな「黒い森」（シュバルツバルト）を挙げた。

　好きなドイツ料理は、米を牛乳で炊いた「ミルヒライス」で、試合前に食べていたという。

　イベントではファンらの質問に答えたり、グッズをプレゼントしたりして交流。「ドイツは僕にとって第二の故郷。ドイツはいろんな街がそれぞれの顔を持っていて素晴らしい国。僕はドイツで指導者としてしっかりと頑張る姿を見せられたら」と話し、イベントを盛り上げた。【生野貴紀】