第９６回都市対抗野球大会は第４日の３１日、東京ドームで１回戦があり、太田市・ＳＵＢＡＲＵが東京都・東京ガスに８―３で勝ち、３年連続で初戦を突破した。

　太田市・小川信監督の試合後の主な談話は次の通り。

　◇太田市・小川信監督

　８得点は出来過ぎですが、今の打線は複数得点できるのが強み。先発の八野田（龍司）はストライク先行の持ち味を発揮してくれた。まずは２回戦突破が目標。その先は勝ってから考えたい。

　＜相手の東京都・東京ガスはここ数年、上位常連＞

　世間の皆さんは東京ガスがほぼほぼ勝つんじゃないかなって予想していたと思うけど、皆には一泡吹かせてやろうぜっていう話はした。本当にうれしい。

　＜八野田投手の投球＞

　普段通りというか、良かったんじゃないかなと思う。七回は連打されたけど、そこさえ乗り切ってくれればまた立ち直ると思っていた。

　＜信頼しているから交代しなかった＞

　最後までいっても良かったが、（２番手の）谷内（隆悟）も東京ドームでまだ投げていないので、次戦からのことを考えて経験させたいなっていうのがあった。

　＜５得点した三回の打線への指示＞

　今年は本当にいろいろと動いて、いろんな作戦を駆使して得点する。練習でやってきたことが試合で出せたので良かった。（相手投手の）対策に関しては基本、選手たちが考えて共有してやってくれている。私からは特段、指示はしていない。

　＜七回無死一塁、日置翔兼選手がバスターで適時二塁打。日置選手の判断か＞

　そこはもう（想像に）お任せしたい。

　＜森下智之選手を１番に起用した＞

　初戦は森下を１番でいこうと思っていた。最近、調子がいいので。大きいのも打てるし、今年は打線をすごい組み替えてはいる。次戦はどうなるか分からないけど。

　＜１番打者に調子の良い選手を起用する＞

　（４番の）外山（優希）がうちの打線の軸ではあるので、いかに外山の前にランナーを出せるかなっていうのを考えながら。あとは前後のつながりとか、相手ピッチャーを予想して打線を組んでいる。

　＜チームとして筋トレに力をいれてきた＞

　今年の冬、トレーニングをして、野手は成果が目に見えて出ているなとは思う。投手もやっていて、レベルアップしているので、いいことだったんじゃないかなと思う。

　昨年は重りを持ちながら動くなど、動きながら体の強さをつけようっていうトレーニングをしていた。でも、そのトレーニングは体がしっかりできてからやるもので順番が逆だった。元の土台を作るために一度、基本からウエートトレーニングをやり直そうと。選手が体を大きくしたいっていう話もあった。