ソフトバンクにあった二つの懸案 “ポスト甲斐”選任と方程式模索
今季のソフトバンクには二つの懸案があった。まずは捕手を誰に任せるか。8年間正捕手だった甲斐拓也選手が昨オフ、フリーエージェント(FA)で巨人に移籍したからだ。
「ポスト甲斐」は6年目の海野隆司選手。昨季、1軍に定着し51試合に出場した。投手の球のブロッキングと送球の技術は甲斐選手に負けないものがあり、扇の要を託された。
シーズン序盤は苦戦した。勝負どころで配球に迷いが出て、内角を選択できず、甘いコースを痛打されて失点する場面も見られた。「序盤は自分の中に味方と相手を分析するデータがなく余裕がなかった」という。だが、スタメンマスクをかぶり続けるうちに落ち着いた。「試合数を重ねたことで、今は根拠を持って投手と話せるようになった」と振り返る。
高谷裕亮バッテリーコーチは「捕手の立ち居振る舞いや指示は場数を踏まないとできない面がある。まだ完璧ではないが、捕手としてやるべきことを確実に積み上げてきている」と評価する。
もう一つは投手陣の勝ちパターン。昨季の中継ぎ陣は、抑えのオスナ投手までのリレーが盤石だったが、今季は前半戦でオスナ投手が離脱したことでこれが崩れた。
試行錯誤の末、生え抜きの「勝利の方程式」が誕生した。七回は藤井皓哉投手、八回は松本裕樹投手が務め、九回は杉山一樹投手が締める。いずれも速くて強い球が持ち味で、勝ち試合での登板実績も十分。これが当たった。杉山投手はセーブ数、松本投手はホールド数がリーグトップ。杉山投手は「日本一になることが自分の仕事であり目標」と胸を張る。
ブルペン担当の若田部健一投手コーチは「今季は『自前の中継ぎ陣』が確立した年」と評する。3人は20代で防御率も1点台。「若い投手が昨年より成長し、安定した内容で抑えられていることが良い成績につながっている」とみる。
新たな正捕手と勝ちパターンの確立が、驚異のV字回復優勝の原動力となった。【林大樹】
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