伝説の近鉄vsロッテ激闘「10・19」イベント 栗橋茂さんも登壇へ

2025/10/05 08:45 

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 1988年に近鉄バファローズが優勝をかけてロッテと戦ったプロ野球史上に残る激闘「10・19」を振り返るイベントが19日、近鉄の本拠地・藤井寺球場があった大阪府藤井寺市内で開かれる。

 市などの主催で、近鉄のオールドファンが思い出に浸れるイベントとして初めて企画した。「10・19」は35年以上たった今も語り継がれる伝説のダブルヘッダー。近鉄がロッテに連勝すれば逆転優勝の状況だったが、第1試合は勝ったものの、第2試合は延長十回時間切れの引き分けに終わり、全日程を終えていた西武が優勝した。

 イベントでは、70~80年代に近鉄で活躍した栗橋茂さん(74)と村田辰美さん(73)がトークショーで登場する。栗橋さんは中心打者として通算215本塁打を放ち、頑健な肉体で「和製ヘラクレス」と呼ばれた。村田さんは通算85勝(90敗)を挙げた左腕。

 試合の様子を伝えるDVD上映があるほか、球団のマスコットキャラクター「バッファ君」グッズの特別販売会(正午~午後1時)もあり、バッファ君作者の白川よしおさんが来場する。キッチンカーやマルシェも出店(午前10時~午後4時半)する。栗橋さん、村田さんのトークショーは午後3時45分から30分。終了後に2人との写真撮影会もあり、先着30人。午前9時から整理券を配布する。

 会場は藤井寺市藤井寺3のアイセルシュラホール。11~26日は同所で近鉄関連グッズの特別展示を実施し、9月に白川さんから市に寄贈されたバッファ君の原画が公開される。藤井寺球場のホームベースや優勝トロフィーなどが並ぶ常設展示コーナーもある。

 市の広報担当者は「親子連れなど幅広い年代の方に来てもらえたら」としている。入場無料。問い合わせは市文化財保護課(072・939・1419)。【塩路佳子】

毎日新聞

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