自民党総裁、初の「神戸大卒」に期待 兵庫県連は高市氏が圧倒

2025/10/05 11:45 

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 4日に開票され、高市早苗氏が勝利した自民党総裁選。兵庫県内では党員2万4125人のうち1万7307人(71・74%)が投票し、高市氏が過半数となる9477票を得た。高市氏は神戸大卒業生で、臨時国会で首相就任が決まれば、神戸大卒で初の首相(前身の神戸商業大出身の宇野宗佑元首相は学徒動員後に中退)となる。

 他の候補の県内の得票は、小泉進次郎氏3493票▽林芳正氏3407票▽小林鷹之氏565票▽茂木敏充氏287票。無効票は78票だった。

 自民県連の黒川治幹事長は「ここまでの票差は驚いた。高市氏は候補者の中で最も保守色が強く、近年失われていた『自民党らしさ』を取り戻してくれるはず」と喜んだ。先月末に大阪市内であった決起大会で高市氏が「100日以内にやる」と次々と経済政策を挙げたことに驚いたといい、「期待でわくわくする思いだ」と話した。

 高市氏は神戸大経営学部を1984年に卒業。学生時代は軽音楽部でドラムを担当していた。現在も毎年卒業式にお祝いのビデオメッセージを送っているという。経営学部などの同窓会「凌霜会」の西岡慶則事務局長(71)は「首相になればさらに多忙になるが、ぜひ大学で講演してもらいたい」と話した。【稲生陽】

毎日新聞

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