「勝負したい」 巨人・岡本が大リーグ挑戦表明 ポスティングで

2025/10/22 16:35 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 プロ野球・巨人の岡本和真内野手(29)が22日、ポスティングシステムによる米大リーグ挑戦を表明した。東京都内で記者会見し、「そこ(大リーグ)でプレーしたい一心で頑張ってきた。厳しい世界だが、勝負したい」と語った。球団も容認した。

 巨人からのポスティング申請は2019年の山口俊投手、20年の菅野智之投手(不成立で24年オフに米移籍)に続き3人目で、岡本選手は「許可してくれた球団に感謝したい」と述べた。

 他のポジションに比べ、内野手で日本選手が大リーグで活躍した例は決して多くない。「日本に残った方がいいとか厳しい声もあるが、やってみないと分からない。そこも承知の上で勝負したい」と力強く語った。

 会見に同席した吉村禎章編成本部長は「穴を埋めるのは大変だが、岡本がアメリカで活躍して、(現地から)温かく巨人を見守ってもらえるようなチーム作りをしたい」と話した。

 岡本選手は奈良・智弁学園高から15年にドラフト1位で巨人入り。20、21年に本塁打と打点の「2冠」に輝くなど、日本球界を代表する右のスラッガーとして活躍した。

 11シーズンで通算1074試合に出場し、1089安打、248本塁打、717打点。

 今季は5月に左肘を痛めて約3カ月離脱したが、69試合で打率3割2分7厘、15本塁打をマークした。

 23年は日本代表「侍ジャパン」の一員としてワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した。【牧野大輔】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>