フィギュア・スケートカナダ 日本勢5選手が現地で調整

2025/10/30 08:13 

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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦スケートカナダに出場する日本選手たちが29日(日本時間30日)、開催地サスカトゥーン郊外のスケート場で調整した。

 今大会で日本勢は男女シングルのみのエントリー。男子は三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)と友野一希選手(第一住建グループ)、女子は千葉百音選手(木下グループ)、中井亜美選手(TOKIOインカラミ)、青木祐奈選手(MFアカデミー)の計5選手が出場する。選手たちは28日深夜に現地入りし、約半日後に時差ボケ対策を含めて体を動かした。

 この日、最も切れのある動きを見せていたのは友野選手。4回転―3回転の連続トーループを何度も着氷し、ショートプログラム(SP)曲をかけた練習ではミス無く全てのジャンプを着氷した。三浦選手は、再変更したフリー曲「シェルブールの雨傘」を繰り返し流し、振り付けなどを入念に確認した。4回転ループを着氷する場面もあった。

 昨季の世界選手権銅メダルの千葉選手は、SP、フリーを流し、ほぼ危なげない滑りを見せた。第1戦フランス大会で初出場優勝を果たした17歳の中井選手は、シングルアクセル(1回転半ジャンプ)の踏み切りで体の軸を確認後、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を降りた。青木選手は代名詞の3回転ルッツ―3回転ループの連続ジャンプをクリーンに着氷するなど、軽快な動きを見せた。

 30日は会場リンクで公式練習があり、競技は31日から。ショートプログラム(SP)は女子が31日、男子が11月1日。フリーは女子が1日、男子は2日(いずれも現地時間)に開催される。【サスカトゥーン倉沢仁志】

毎日新聞

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