FedEx・東海林が先制犠飛も涙 「こみ上げて…」 日本選手権

2025/10/30 18:39 

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 第50回社会人野球日本選手権は第3日の30日、京セラドーム大阪で1回戦があり、FedExは、NTT西日本に1―2で競り負けた。FedExは2年目・東海林颯選手の犠飛で先制したが、4回目の出場で大会初勝利はならなかった。

 東海林選手は九回に先頭打者で内野安打で出塁し、三塁まで進んだが生還できず、試合後に涙を流した。

 東海林選手の試合後の主なコメントは以下の通り。

 ◇FedEx・東海林颯選手

 今日は勝ちたかった。みんながチャンスを作ってくれて、自分が犠牲になってもいいぐらいの気持ちで打席に入った。最後は気持ちで押し負けたと思う。7大会ぶりの出場で、チームで「1勝」を掲げて今日まで頑張ってきた。(大会に連れてきてもらった)先輩方のためにもチャンスは作れた。

 <最後は三塁からどんな思いで打席を見つめていたのか>

 「どうにかしてつないでほしい」と思っていた。まだ(このメンバーで)野球を続けたかった。

 <試合後は天井を見上げた>

 中堅手がフライを捕った瞬間にこみ上げてくるものがあった。悔しいが、楽しかったという気持ちの方が強い。ここまで連れてきてくださった先輩たちには感謝しかない。

毎日新聞

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