カーリング女子日本代表 フォルティウスがミラノ五輪出場へ

2025/12/11 09:50 

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 カーリングのミラノ・コルティナ冬季オリンピック最終予選第6日は10日、カナダのケロウナで女子のプレーオフ(PO)が行われ、日本代表のフォルティウスがノルウェーを破って五輪出場を決めた。女子日本代表の五輪出場は、カーリングが正式競技に採用された1998年長野大会以降8大会連続。

 8チームが五輪出場2枠を争う最終予選。フォルティウスは総当たりの1次リーグで6勝1敗としPOに進出し、前日9日の1次リーグでは敗れたノルウェーにリベンジを果たした。

 フォルティウスは2月の日本選手権で優勝し3月の世界選手権に出場したが、4勝8敗で日本の五輪出場枠を獲得できなかった。9月にあった最終予選の出場を懸けた日本代表決定戦で、2018年平昌五輪で銅、22年北京五輪で銀を獲得したロコ・ソラーレと、24年日本選手権覇者のSC軽井沢クラブを破り、最終予選に臨んでいた。

 フォルティウスは元々「北海道銀行」の支援を受け、14年にはソチ五輪に出場し5位。北京五輪の21年9月の国内選考では今も司令塔を務める吉村紗也香選手を擁し、ロコ・ソラーレに2連勝から3連敗を喫して出場を逃していた。21年11月にはスポンサー契約が切れ、クラブチームとして再出発。悲願の五輪切符をつかみ取った。【森野俊】

毎日新聞

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