男子の鍵山優真、佐藤駿ら順調に調整 全日本フィギュアあす開幕

2025/12/18 17:19 

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 2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックの最終選考会を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権が19日、東京・代々木第1体育館で開幕する。18日は会場で公式練習があり、連覇を狙う男子の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)らが調整した。

 鍵山選手は2種類の4回転ジャンプをしっかり着氷。フリーはグランプリ(GP)ファイナルから構成を変え、4回転トーループにつなぎのジャンプを挟んで3回転サルコウを跳ぶコンビネーションなど、演技後半に連続ジャンプを2本組み込む。今大会での4回転フリップの投入は見送るという。

 鍵山選手は「五輪の1枠目を必ず勝ち取りたいので、そこに向けて今できることを全力でやりたい」と意気込んだ。

 GPファイナルで自己ベストを更新し、3位に入った佐藤駿選手(エームサービス・明大)も高難度の4回転ルッツを降りるなど順調な調整。昨年の全日本は7位で悔しさを味わっただけに、「やはり昨年の失敗をしないように。落ち着いて、緊張しすぎないように頑張っていきたい」と語った。

 三浦佳生選手(オリエンタルバイオ・明大)、友野一希選手(第一住建グループ)らも4回転を何度も降り、状態の良さをアピールした。五輪切符の懸かる一戦に向け、三浦選手は「あまり考えずに行きたいし、全日本というよりは一つの試合としか捉えていない。この試合はこの試合で、自分がやってきたことを出したい」。友野選手は「誰よりも強い気持ちを持ってやってきたと思っていますし、それだけの練習もしてきた。落ち着いて、最後は自分のために滑れたら。自分のやってきたスケート、生き様をこのリンクに刻みたい」と話した。

 男子のショートプログラムは19日、フリーは20日に行われる。【玉井滉大】

毎日新聞

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