日米両政府は１８日、日米関税交渉の合意に基づく「戦略的投資イニシアチブに関する協議委員会」の初会合をオンラインで開催した。関係者によると、５５００億ドル（約８５兆円）規模の対米投資のうち、具体的な複数案件について意見交換した。人工知能（ＡＩ）関連などエネルギー分野が有力とされる。

　会合は１時間超実施し、日本から経済産業、外務、財務３省の局長が参加した。出資や融資をする国際協力銀行（ＪＢＩＣ）や日本貿易保険（ＮＥＸＩ）幹部も出席した。米側は商務省とエネルギー省の幹部が出席。引き続き案件形成に向け緊密に連携すると確認した。年内にも次回会合が開かれる可能性がある。【田所柳子、古川宗】