中国、台湾への武器売却に「断固たる反対」 米トランプ政権を非難

2025/12/18 17:37 

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 トランプ米政権が、台湾に総額111億ドル相当の武器売却を承認したことを受け、中国外務省の郭嘉昆・副報道局長は18日の記者会見で「断固たる反対と強烈な非難」を表明した。

 郭氏は、武器売却について「『一つの中国』原則や三つの中米共同コミュニケに違反し、中国の主権、安全、領土の保全や、台湾海峡の平和と安定を著しく損ねる」と主張。「武力をもって台湾独立を支援することは、災いを招いて身を滅ぼすだけだ」と述べた。

 また、台湾を利用して中国を制御することは「絶対にうまくいかない。台湾問題は中国の核心的利益の核心で、中米関係の越えてはいけないレッドラインだ」と強調した。【北京・畠山哲郎】

毎日新聞

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