<1分で解説>トランプ氏、マスク氏…政権幹部が明かす率直な人物評

2025/12/18 16:30 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 米雑誌バニティ・フェア(電子版)が16日、トランプ政権のワイルズ大統領首席補佐官に対するインタビュー内容などをまとめた記事を公開しました。記事ではワイルズ氏がトランプ氏を含む政権幹部の人物評などを率直に明かしていますが、ワイルズ氏は記事公開後、X(ツイッター)に「不当に仕立てられた中傷記事だ」などと投稿しました。記事はどんな内容だったのでしょうか。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ワイルズ氏のインタビュー記事」を解説します。

Q 記事では、ワイルズ氏はトランプ氏についてどんなことを言っているの?

A ワイルズ氏はプロフットボールNFLの著名な解説者で、アルコール依存症だった父を引き合いに、依存症の人は飲酒すると気が大きくなるとしました。酒を飲まないことで知られるトランプ氏について、「アルコール依存症の性格がある。自分にできないことは何もないという考え方で行動する」と話しました。

Q 他にはどんな人に触れているの?

A バンス副大統領はかつて、トランプ氏を批判していましたが、支持に転じて副大統領になった経緯があります。そのバンス氏について、「(2022年の)上院選に立候補した時に転向した。転向はどちらかというと政治的なものだったと思う」としました。

Q イーロン・マスク氏については?

A マスク氏は、電気自動車(EV)大手テスラの最高経営責任者(CEO)で、政府効率化省(DOGE)を率いました。ワイルズ氏はマスク氏について、「完全な単独行動主義者」「公言しているケタミン(薬物)使用者」と評しました。

Q トランプ氏はこの記事についてどう反応したの?

A トランプ氏は大衆紙ニューヨーク・ポストの電話インタビューで、「私は独占欲があり、依存症的な性格だ」などと語り、ワイルズ氏については「素晴らしい」とたたえました。記事については「読んでいない」とし、「私が聞いたところによると、事実は間違っており、意図的に間違った方向に導かれたインタビューだったと思う」などと述べました。

毎日新聞

国際

国際一覧>