狙ったとおりの展開も…主将が語った国学院栃木の敗因 高校ラグビー

2026/01/03 18:50 

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 ◇全国高校ラグビー大会準々決勝(3日・東大阪市花園ラグビー場)

 ◇○大阪桐蔭(大阪第3)14―7国学院栃木●

 ◇国学院栃木・CTB福田恒秀道(つねひでみち)選手(3年)

 敗れた責任を背負い込んだ。「ラインブレークという役割を果たせなかった」。フィジカルで上回る相手の防御を突破しきれなかった。

 狙った通りの試合展開だった。前半は先制トライを許したが、相手FW陣に体力を使わせようと、キックで陣地を取ることに徹した。後半に攻撃のテンポを上げ、一時は同点に追いついた。

 自身も密集に素早く集まり、献身的に仲間をサポート。だが、磨いてきたステップを生かせず、「自分の強みを出せなかった」と肩を落とした。

 名前の由来は、父と祖父の名にある「恒」と、父が2人の先輩から1文字ずつ譲り受けた「秀」「道」を組み合わせたもの。早大などでプレーした元選手の父恒輝さんの練習について行くなどして、幼い頃からラグビーに親しんできた。

 視野の広さや鋭いステップを持ち味に1年生から主力を担った。高い実力とリーダーシップを買われ、今季は主将を任された。

 時に厳しい声をかけながらチームをまとめ上げた。「ちょっと強引に引っ張ってきた部分もある」と振り返るが、吉岡肇監督が「自分に一番厳しいから、周囲に厳しくても全員が納得する」と評するほど責任感が強くなった。

 だからこそ、試合後は目を潤ませ、チームメートに感謝しつつ自らを責めた。

 「皆、体を張って頑張ってくれた。勝てなかったのは自分が活躍できなかったから。『ありがとう』と、申し訳ない気持ちです」

 チームがどうしたら良くなるかを毎日考えてきた。「つらい部分もあったけど、それも含めて楽しかった」。ラグビーに、仲間に、妥協なく向き合った高校3年間だった。【深野麟之介】

毎日新聞

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