「諦めず、いつか戻ると信じて」 霧島、大関再昇進の決め手は
大相撲春場所で優勝した関脇・霧島(29)=音羽山部屋=が大関に再昇進することが確実になった。番付編成を担う日本相撲協会審判部は千秋楽の22日、霧島の再昇進を諮る臨時理事会を25日に招集するよう八角理事長(元横綱・北勝海)に要請し、受諾された。
現行のカド番制度となった1969年名古屋場所以降で、大関経験者が平幕以下まで落ちてから大関に再昇進するのは、77年初場所後の魁傑(後に日本相撲協会理事長)、2021年春場所後の照ノ富士(後に横綱、現伊勢ケ浜親方)に続いて3人目。
大関昇進の目安は近年、「三役で直近3場所計33勝」とされる。霧島は前頭2枚目だった昨年九州場所と関脇だった今年初場所で、ともに11勝を挙げた。
今場所は横綱・豊昇龍を破るなど12勝3敗で14場所ぶり3回目の優勝を果たし、3場所計34勝とした。
優勝を決めた14日目は大関・安青錦に黒星を喫し、千秋楽も大関・琴桜に力なく敗れた。しかし、高田川審判部長(元関脇・安芸乃島)は「霧島は体を壊して(大関から)落ちたが、ずっと上位にいた。(再昇進の決め手は)優勝したのが一番大きかった。積極的に前に出た時は強い」と話した。
霧島本人は「まだまだですけど、頑張ります。(大関から)下がって諦めずに自分のやることを信じて、いつか戻ると信じて頑張りました」と控えめに語った。
霧島はモンゴル出身。15年夏場所で初土俵を踏み、20年初場所で新入幕。新関脇だった23年春場所で初優勝した。23年夏場所後の大関昇進と同時に霧馬山から改名した。
23年九州場所で2度目の優勝を果たしたが、24年春場所から2場所連続で負け越し、24年名古屋場所で大関から陥落していた。【飯山太郎、石川裕士】
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