綱取りから一転、カド番 安青錦が豊昇龍に初黒星 大相撲春場所

2026/03/22 20:03 

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 ◇大相撲春場所千秋楽(22日、エディオンアリーナ大阪)

 ◇●安青錦 掛け投げ 豊昇龍○

 綱取りから一転、初土俵からの連続勝ち越しが「14場所」で止まった。安青錦は「(残ったのは)悔しさじゃないですか」と15日間を振り返った。

 7敗から琴桜、霧島に連勝して迎えた千秋楽。安青錦は豊昇龍に初めて敗れ、自身初の負け越しとなった。

 過去4戦4勝の相手に左は入ったが、「攻め続けられなかった」。横綱の強引な小手投げに脚をかけて耐えようとしたが、その脚をはね上げるような掛け投げに、裏返しにされた。

 新関脇場所で初優勝し、新大関場所で連覇を果たして挑んだ綱取り場所。6日目から3連敗を喫し、中盤戦で横綱昇進の夢は早々についえた。

 安青錦は今場所を「自分らしさを出し切れなかった」と総括した。理由を問われると「それが分かったら勝てたと思う」と、暗中模索の日々だったことを吐露した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は、今場所の安青錦を「何をしてもうまくいかない」と評した。前傾姿勢で下から攻める取り口が生命線だけに、「それができなかったわけだから、稽古(けいこ)を増やしてほしい」と奮起を促した。

 これまで安青錦は、本場所前でも相撲を取る稽古は1日10番前後と少なかった。その分、四股やすり足といった基礎を重視してきた。

 まだ初土俵から2年半と相撲経験は浅い。大関とはいえ、23日でようやく22歳になる若武者だ。

 安青錦は「来場所、また頑張ります」と支度部屋を後にした。苦い経験から稽古を見直し、再び飛躍を果たせるか。【飯山太郎】

毎日新聞

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