万博開催の年に設立した企業、全国で12万社 日本を代表する企業も

2025/03/16 14:37 

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 大阪・関西万博の開幕まで1カ月を切った。東京商工リサーチが国内で過去5回開催された万博の年に設立された企業について調査したところ、設立された企業は全国で約12万社にのぼり、日本を代表する企業も複数あった。

 東京商工リサーチが同社のデータベースで調べたところ、万博開催年に設立された企業は計12万3705社。開催年ごとの内訳は、大阪万博(1970年)1万4136社▽沖縄海洋博(75、76年)1万2841社▽つくば万博(85年)は1万9915社▽花の万博(90年)3万4321社▽愛・地球博(2005年)4万2492社――だった。

 約12万社のうち、プライム上場企業は47社。

 23年12月~24年11月期の売上高で100億円を超えた企業は510社。70年設立の三菱自動車工業、85年に民営化された日本電信電話(NTT)は売上高1兆円を超える日本を代表する企業だ。

 プライム上場企業では他に、仮設機材やフィットネス機器などを扱う「アルインコ」、コンサルティングの「船井総研ホールディングス」なども。

 調査をした東京商工リサーチは、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」にちなみ、「25年に設立の企業が成長し、未来社会を描けるか期待される」としている。【嶋田夕子】

毎日新聞

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