トランプ氏、中国に50%の追加関税を示唆 報復関税の撤回要求

2025/04/08 01:13 

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 トランプ米大統領は7日、中国が表明した34%の米国への報復関税を撤回するよう求めた。8日までに撤回しない場合、中国に対する50%の追加関税を9日に発動すると表明。中国との協議は全て打ち切る考えも示した。自身のソーシャルメディアに投稿した。

 トランプ氏は「中国が8日までに34%の関税引き上げを撤回しない場合、米国は中国に対し、9日から50%の追加関税を課す。さらに、中国が要求している我々との会談に関する全ての協議は打ち切られる」と投稿した。

 トランプ政権は、中国に対し34%の「相互関税」を9日に発動すると決定済み。合成麻薬の米国流入対策の不備を理由にした20%の制裁関税と合わせ、関税率は54%に引き上げられる予定だった。

 中国は4日、米国の相互関税への対抗措置として米国に対し10日から34%の報復関税を発動すると発表していた。【ワシントン大久保渉】

毎日新聞

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