「謎の類人猿」で地域盛り上げ 広島の「ヒバゴンお姉さん」の挑戦
謎の類人猿「ヒバゴン」で全国的に話題となった広島県庄原市西城町に移住した岡崎優子さんは、「ヒバゴンお姉さん」として地域を盛り上げる。5月下旬には2回目のヒバゴン探検隊ツアーを決行し、全国から集まったヒバゴンファン約40人らと、55年前に初めて目撃されたとされる場所に向かう。
出身は北九州市で、2018年に庄原市へ移住を決めた。ドラマ「北の国から」の影響で田舎暮らしへの憧れが強かったためという。多くの町の空き家を見たが、西城町にある空き家が理想に近かった。当時は「ヒバゴンについて詳しく知らなかった」と振り返る。
家が決まり、庄原市のスキー場で働こうと面接を申し込むと、社長から西城町観光協会で働くことを勧められた。社長が観光協会の会長もしていたのだ。早速、同協会に就職した。
祭りなどのチラシ作りやSNSで町の魅力を伝える広報が主な仕事で、職場が芸備線備後西城駅にあるため切符販売や駅舎管理も任されている。芸備線PRのため一日上下10本の電車の乗降客に手を振る出迎えにも精を出す。この「お出迎え」を楽しみにしている地元住民は多い。
ヒバゴンが町のマスコットキャラになっていることを知り、町を盛り上げたいとヒバゴンに関するイベントを多く開催している。
実は西城町、他にも未確認動物(UMA・ユーマ)の目撃情報があった。地元ではヤマシバと呼ばれ胴体が太い蛇のような形態の「ツチノコ」、広島でカッパを意味する猿猴(エンコウ)だ。「一年を通し自然と触れ合える庄原ならではのUMAたち」と、町の不思議な仲間たちを誇らしく紹介する。
24年夏には、同町で大型のサルとみられる獣の目撃情報が相次ぎ、目撃現場近くの木にカメラを設置した。近く地元企業の協力を得て、ドローンを飛ばし捜索もする。
探検隊ツアーでヒバゴンが見つかったらどうするのか聞いてみると「捕獲はしないで見守ります」と即答。「ヒバゴンは人畜無害。他の野生動物にように畑を荒らさないから」と語る。 話題に事欠かない西城町だが、他の山間地域と同様に、少子高齢化の波が押し寄せている。「何とかして町を盛り上げたい」
関係人口を増やし観光や移住者の増加につなげられないか思案が続く。「まずは庄原市を多くの人に知ってもらう」と、ヒバゴンと一緒に町を盛り上げる。【川原聖史】
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