セブンで「できたて麺」、埼玉で試験導入 専用マシンでセルフ調理
セブン-イレブン・ジャパンは11日、店内に設置された専用マシンで調理する「できたて麺」の取り組みを始めたと発表した。まずは埼玉県内の約40店舗で導入し、テストを重ねながら順次拡大することを検討している。
専用マシンは、ソフトバンクロボティクスが独自開発した調理ロボット「スチーマ」を採用。高圧・高温の水蒸気を用い、専用の冷凍食品を急速に調理する方法で、麺の中心までなめらかで弾力のある「ゆでたて食感」を再現した。
また独自技術で食材の表面に水分膜を作り、肉や野菜の水分・うまみを逃さずジューシーな食感を保持できるほか、香り成分の蒸発を抑えてスープも本格的な味わいを実現した。
セルフ方式で、スタートボタンを押すと約30秒、マシンの中を洗浄。容器を扉の中に入れ、調理開始から約90秒で完成する。しょうゆ、みそ、豚骨しょうゆのラーメン3種は税別630円。肉うどん(同560円)や台湾まぜそば(同593円)も販売する。
セブンはこれまで社会環境の変化に対応し、新たなサービスを生み出すことで成長してきた。「できたて」商品では1979年に「おでん」の販売を始め、90年ごろには「中華まん」、07年には揚げ物などのフライヤー商品を導入。セブンカフェは23年にスムージーの取り扱いも始めた。
レジカウンター周りの「できたて」商品への投資はさらに強化が進む。焼きたてのパンやクッキーをそろえた「セブンカフェベーカリー」は約4500店舗に拡大し、26年度末には約1万8000店舗に拡大する計画だ。さらに専用マシンで本格的な紅茶が楽しめる「セブンカフェティー」も約100店舗で導入が始まり、26年度中に1万店舗超に拡大する予定。いずれも店舗の粗利益向上に効果があったという。
「できたて麺」の導入は、加盟店の負担軽減も期待されている。冷凍食品のため、賞味期限が長く食品廃棄を減らせるほか、セルフサービスなので人件費もほとんどかからない。セブンの赤松稔也シニアマーチャンダイザーは「おいしさはもちろん、加盟店にとって人件費や食品ロスを削減できるのも大きなポイント。いろんな課題を解決する一つの策になると思う」と話した。【佐久間一輝】
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