ゼンリンの旅行アプリが人気 計画から交通、施設利用まで一括支援
地図情報大手「ゼンリン」(北九州市)が提供する旅行用のスマートフォンアプリ「STLOCAL(ストローカル)」が注目されている。今秋から北九州などを追加。旅の計画から交通、観光施設の利用まで一括で支援する「観光型MaaS(Mobility as a Service)」としてダウンロード数は11万(8月現在)を超えた。
ゼンリンは観光DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現を掲げ、2022年3月に長崎市を対象にこのサービスを開始した。地図データと位置情報技術を生かし、観光スポットやグルメ情報を提供。バスや路面電車、施設入場券のほか、体験型アクティビティの電子チケットの購入が可能で、移動と観光に必要な機能が集約されている。
アプリの名称のストローカルは、「地域(Local)を、道(Street)や駅(Station)から散歩(Stroll)し、滞在(Stay)することで、あなただけの旅物語(Story)につなげたい」という意味を込めた造語。訪日客の利用を想定し、海外の言語(英・ハングル・中国・台湾)にも対応する。
アプリの対象エリアは徐々に拡大している。長崎県は佐世保・西九州、五島列島、長崎空港・大村市、波佐見・東彼に広がり、佐賀県は武雄・嬉野・有田、伊万里・唐津をカバーしている。今回は北九州に加え、長崎の雲仙が新たな地区として加わった。
ゼンリンは、アプリを軸に行政との連携も進めている。9月には長崎県川棚町と「観光DX推進の連携協定」を締結。観光周遊の活性化に向けた情報発信を始めた。北九州市とは年末まで、イベント会場でアプリを使ってスタンプを取得すると、市内約300の店舗・施設で割引や特典が受けられるキャンペーンを開催している。
今後も九州で連携エリアの拡大を見込んでおり、担当者は「飲食店や小売店と連携し、アプリの利便性や可能性の拡大につなげていきたい」と話している。【橋本勝利】
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