小池知事「パイ切り分けはデフレ政策と同じ」 地方税偏在是正策巡り

2025/12/04 15:08 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京都と46道府県の税収格差が広がっているとして政府・与党が地方税の偏在是正策の導入を検討しているとの報道があり、小池百合子都知事は4日、都庁で報道陣の取材に応じ、「パイの切り分けはデフレ政策と何ら変わりなく、そのことが日本をこれだけ縮小させてきたのではないか」と批判した。

 小池氏は都民1人あたりの一般財源額が23万8000円で、全国平均の22万9000円と同水準であると説明した上で「何を優先(して事業化)するかはそれぞれの地方の考え方だ」と強調。都が重視している子育て政策は「東京はやり過ぎだと言われるが、国策の中でなかなかできないと思うから、私は知事になってやっている」と反論した。【遠藤龍】

毎日新聞

経済

経済一覧>