柏崎刈羽原発 6号機原子炉を再起動 1月に警報トラブル、問題解消

2026/02/09 14:22 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京電力ホールディングス(HD)は9日午後、柏崎刈羽原発(新潟県)6号機の原子炉を再び起動した。1月に再稼働したが、制御棒の警報が鳴るトラブルが発生。原因調査のため停止していたが、問題が解消したとして再起動した。一連の遅れで営業運転は当初予定していた2月26日から3月18日にずれ込む見通し。

 同原発は1月21日夜に再稼働したが、22日未明に核分裂反応を抑える制御棒の引き抜き作業中に警報が鳴った。警報の内容は、制御棒を動かす速さを調整する「インバーター(電力変換器)」の故障だった。インバーターを予備品と交換したが、再び警報が鳴ったため、原子炉を停止して原因を調べていた。

 東電HDは2023年、制御棒全205本の制御盤のインバーターを交換。その際、モーターの電流に異常があった場合に警報が鳴る機能を追加していた。

 調査の結果、インバーターに元々備わっていた異常の検知機能が、非常に短い制御棒の動き出しの遅れでも、異常とみなす設定になっていたことが原因と判明。これを受け、同社はインバーターの設定を「検知しない」に変更した。

 制御装置全体には、異常を検知して停止させる別の保護機能が付いており、全ての制御棒の動作に問題がないことを確認した。

 今後は起動後は原子炉で発生した蒸気で動く設備などの点検を実施。送電網と接続した試験も行う予定にしている。【中島昭浩】

毎日新聞

経済

経済一覧>