プルデンシャル金銭詐取 未把握の被害も 元社員10人超連絡取れず
社員や元社員合わせて107人が顧客から計31億円をだまし取っていた外資系のプルデンシャル生命保険は10日、東京都内で記者会見を開き、第三者による調査委員会を設置したと発表した。多くの社員が不正に及んだ経緯や要因を再調査する。一方、被害に遭った顧客から同社に寄せられた補償申請の中には、これまで把握していなかった事案も含まれており、同社が公表した以上に実際の被害が大きい可能性がある。
第三者委は弁護士4人で構成する。実態解明に加え、同社が独自に行ってきた社内調査結果の妥当性や、1日付で引責辞任した前社長の間原寛氏を含む旧経営陣のガバナンス(企業統治)体制も検証する。結果は調査後に公表する。
1日に社長に就任した得丸博充氏は、問題公表後に開いた1月の記者会見では自社で実施した調査で十分との認識を示し、第三者による調査に否定的だった。この日の会見では一転して、「ここで変われなかったら我々が日本で事業をすることは難しい」と述べ、原因究明への決意を語った。
会見では関与した107人のうち、現在も連絡がつかない元社員が10~20人程度いることも明らかにした。その一方、投資商品などの取扱業者を社員が顧客に紹介して業者からキックバック(謝礼)を受け取っていた問題について、詳細な説明を拒否した。社員らが紹介した業者の中にはすぐに連絡が途絶えたり業務停止になったりした会社もあり、永瀬亮コンプライアンス統括は「業者が当初から詐欺的な行動を意図していたかは分からないが、健全ではなさそうな会社が含まれていたのは事実」と語った。
被害にあった顧客は分かっているだけで約500人に上る。被害総額の7割に当たる約23億円が顧客に返金されていない。
同社は第三者の専門家による補償のための委員会も設置した。社員が在職中に起こした事案については委員会の審査を経ずに顧客に全額補償し、元社員については委員会で審査する。既に顧客からは約300件の補償の申請があり、同社が把握していなかった事案も含まれていたという。
同社はガバナンスや営業制度を見直すため、今月9日から90日間、新規の保険販売を自粛している。営業職の採用も一時取りやめている。営業自粛や被害者への補償などにより3億~3・5億ドル程度の影響が見込まれるという。金融庁は悪質性を重く見て、先月下旬に同社への立ち入り検査を実施した。【山口智】
-
日経平均が大幅続伸、終値5万7650円 海外投資家の買い膨らむ
10日の東京株式市場で日経平均株価(225種)が大幅に続伸した。終値は前日比1286円60銭高の5万7650円54銭で、2日連続で史上最高値を更新した。衆院選…経済 3時間前 毎日新聞
-
日中関係悪化で中国事業に影響懸念、不安の声 日本商会アンケ
中国に進出する日本企業でつくる中国日本商会は10日、中国での事業環境認識に対する会員企業のアンケート結果を公表した。日中関係の悪化が長期化することに対する不安…経済 4時間前 毎日新聞
-
日経新聞社長に飯田展久専務が昇格へ 長谷部剛社長は会長に
日本経済新聞社は10日、飯田展久専務取締役(62)が社長に昇格し、長谷部剛社長(68)が代表権のある会長に就く人事を内定した。岡田直敏会長(72)は取締役を退…経済 4時間前 毎日新聞
-
片山財務相、消費減税「真摯に実行」 超党派会議で財源議論見通し
自民党が衆院選の公約として掲げた飲食料品の「2年間消費税ゼロ」を巡り、片山さつき財務相は10日の閣議後記者会見で、早期に設置する超党派の「国民会議」にスケジュ…経済 4時間前 毎日新聞
-
赤沢経産相が訪米へ 対米投資第1号案件で協議、ガス発電など有力
赤沢亮正経済産業相は10日の閣議後の記者会見で、11~14日の日程で米国を訪問すると発表した。 日米関税交渉の合意に基づく5500億ドル(約86兆円)の対米…経済 5時間前 毎日新聞













